VPCで利用するためのSubnetを切る

Subnetを設定することで、AというEC2インスタンスを XというSubnetに属させ、Webサーバとして利用し、 public、表世界からのアクセスを許可させるものとする とか、ネットワーク構成の単位として扱えば良い。 通常のネットワーク構成を作る際に設定する サブネットマスクと同じと考える。

Subnetについて詳しく知りたい場合は、 こちらを参考のこと。

今回の例で切っているSubnetの注意点

1000台以上のホストを同じSubnetに属させる...とかは考えず、 ミニマムな構成でSubnetを切っている。 そのため、本当に使いたいネットワーク構成とは かけ離れたケチケチなSubnet構成になっている。注意。

各Subnetを切っていく

作成しようとしているSubnet

テーブル構造にて示す。

Subnet 役割 Availability Zone
10.0.0.0/27 Managed NAT Gateway ap-northeast-1a
10.0.5.0/27 EC2(踏み台) ap-northeast-1a
10.0.10.0/27 ELB ap-northeast-1a
10.0.10.32/27 ELB ap-northeast-1c
10.0.11.0/24 EC2 ap-northeast-1a
10.0.12.0/24 EC2 ap-northeast-1c
10.0.15.0/27 RDS ap-northeast-1a
10.0.15.32/27 RDS ap-northeast-1c
10.0.16.0/27 ElastiCache ap-northeast-1a
10.0.16.32/27 ElastiCache ap-northeast-1c

Managed NAT Gatewayとは

以前はNATについては、EC2インスタンスから作成しなければ ならなかったが、 Managed NAT Gatewayというサービスが AWSから発表されたので、それを利用してみる。

  • なお、NATを自前で作りたい!という場合は 提供されているAMIから作成するか、VyOSを利用するか 某を利用して頑張って構築すること(そこまで大変ではないけれど)。

作成したSubnetたち

AWS Management Console > VPC Dashboard > Subnetsより、 SubnetをUIから作ることができる。

作成し終えたSubnetのスクショは以下。

SUBNETS

Subnetをどうつかうか

についての図は以下。 こんな感じで各ホスト・サービスを設定・繋いでいく。

HOSTS

CIDRの広さ

/27で分けているのはあくまでもテスト。 20台にも満たないホスト数を管理しつづける、 作成するということはサービスを維持するときにはありえないので、 適宜/24か/23で切ること。 Subnetについては予約済みのアドレスが既に含まれていて、 AWSの場合すでに5つが予約済みとなる。 そのため/27がAWSで利用できるSubnetのCIDRでの最低数となっていることが多い(全てかどうかは未確認)